平成22年度 発掘調査情報
   
遺跡名 長岡京跡右京第1008次・松田遺跡
所在地 乙訓郡大山崎町円明寺松田・下植野一丁田
調査期間

2010/9/28~2011/3/9

調査面積 1,150㎡
調査原因 道路建設
主な遺構 弥生:竪穴式住居跡・溝
古墳:竪穴式住居跡・溝・土坑
奈良~平安:溝
中世:溝・土坑・井戸・柱穴
主な遺物 弥生:弥生土器
古墳:土師器
奈良~平安:土師器・須恵器
中世:土師器・瓦器・輸入陶磁器
   
 
 
 
調査地は、長岡京跡の南端に位置し、小泉川により形成された扇状地に広がる縄文時代から中世にかけての集落遺跡である松田遺跡にも含まれます。調査により、第1遺構面では、奈良時代から中世の遺構・遺物を、その下約0.4mの第2遺構面では、古墳時代の遺構・遺物を確認しました。
 
古墳時代の竪穴式住居跡は、5m×6.2mの方形プランを呈します。竪穴の残りは非常によく、検出面からの深さ0.8mを測ります。この住居跡からは古墳時代初頭の土師器壺・甕などが出土しました。
 
住居南辺の床面には、拳大の礫を充填した0.45m×0.55m、深さ0.27mの方形の土坑がありました。
調査地の西隣で実施した右京第997次調査では、中世の掘立柱建物跡・柵列・井戸などを検出しましたが、今回の調査地でも同時期の溝や土坑・井戸のほか、多数の柱穴を検出しています。