平成22年度 発掘調査情報
   
遺跡名 長岡京跡右京第998次・友岡遺跡
所在地 長岡京市友岡1丁目2番1号
調査期間

2010/5/22~9/10

調査面積 1,200㎡
調査原因 庁舎建設
主な遺構 古代:湿地状堆積内
中世:掘立柱建物跡・柵列・井戸・土坑・溝・柱穴群・炉跡・湿地状堆積
近世:井戸
主な遺物 縄文:石鏃
古代:土師器・須恵器・土馬・製塩土器
中世:土師器・須恵器・瓦器・瓦質土器・中国製陶磁器・貨幣・硯・田下駄・鉱滓・炉壁
近世:陶磁器
   
 
 
調査対象地は、長岡京条坊復原によれば右京七条二坊二町にあたり、縄文時代~中世にかけての遺跡である友岡遺跡の範囲にも含まれる場所です。隣接地の調査では、奈良時代の溝、中世の柱穴群や土坑、落ち込み、時期不明の井戸などが検出されています。
 
調査地結果、北西方向から南東方向に傾斜した谷状地形と、谷状地形の斜面から土坑、井戸などを検出しました。谷状地形からは、奈良時代から中世の須恵器・土師器・布目瓦・瓦器・青磁・白磁の小片、及び土馬・製塩土器、輸入銭、田下駄、鉄滓、炉壁などが多数出土しました。
 
埋没した谷内に奈良時代から中世の土器が含まれることから、この時期に、谷の周辺には多くの人が生活していたと推定されます。出土遺物の中に長岡京期の土馬があることから、祭祀が行われたものと考えられます。鉄滓については、今回の調査地内で関連した遺構が検出できなかったため、工房のあった場所やその時代についてはわかりませんでした。