平成22年度 発掘調査情報
   
遺跡名 松山遺跡第4次
所在地 京丹後市大宮町森本地内
調査期間

2010/5/25~10/28

調査面積 1,850㎡
調査原因 ほ場整備
主な遺構 弥生:溝
古墳:土坑・土石流
中世:火葬墓
主な遺物 縄文:縄文土器・石鏃・石斧・石錘
弥生:弥生土器・石鏃・石剣・石斧・砥石
古墳:土師器・須恵器・仿製鏡・紡錘車・勾玉・管玉
奈良:土師器・須恵器
中世:土師器・須恵器・陶器・中国製陶磁器・鉄釘・中国銭
   
 
 
松山遺跡は、竹野川左岸の低位段丘上に立地し、縄文時代晩期から弥生時代にかけての遺物散布地です。今回の調査は、京都府丹後土地改良事務所の依頼を受けて実施しました。
 
A・B地区で弥生時代後期の溝1条と古墳時代の土坑、土石流の痕跡等を、C・D地区では古墳時代の良好な遺物包含層や、中世の火葬墓を検出しました。
 
検出した溝から、縄文時代から中世に到るまでの多量の遺物が出土しました。縄文時代から中世まで、調査地の近隣で断続的に人々の生活が営まれていたことが判明しました。