平成21年度 発掘調査情報
   
遺跡名 椋ノ木遺跡
所在地 相楽郡精華町下狛椋ノ木
調査期間

2009/11/26
~2010/3/4

調査面積 500㎡
調査原因 浄化センター施設整備
主な遺構 縄文:土坑
古墳:柱穴・土坑
平安~鎌倉:土坑・溝・ピット
主な遺物 縄文:縄文土器
古墳:土師器・須恵器
平安~鎌倉:土師器・瓦器・フイゴ羽口・石鍋
   
 
 
椋ノ木遺跡は木津川左岸の堤防上に立地する縄文時代~中世にかけての集落遺跡です。浄化センター建設工事の伴い、事前に調査しました。
 
遺構面は3面あり、上から、1面が中世(鎌倉時代)、2面が古墳時代・平安時代~鎌倉時代、3面が縄文時代の遺構と遺物がありました。
 
第1面では、溝やピット・土坑を検出しました。土坑の中からはフイゴの羽口や焼け土、炭、鉄滓などが出土し、この地で鉄が生産されていたことが推測されます。
 
第2面では、ピットの中に20枚の土師皿が埋められており、何らかの儀礼が行われたことがわかりました。