平成21年度 発掘調査情報
   
遺跡名 鈴谷窯第1次
所在地 長岡京市奥海印寺高山
調査期間

2009/10/19~12/22

調査面積 600㎡
調査原因 道路建設
主な遺構 古墳:竪穴式石室
主な遺物 古墳:土師器・須恵器・家形埴輪
古代:土馬
   
 
 
小泉川右岸の丘陵上にあり、現在は竹林として土地利用されています。当地の隣接地では、過去に須恵器が採集されており、窯跡の存在が想定されています。4地区に分けて調査を行いました。
 
A地区では、現地表より約4m下で古墳の石室を検出しました。規模は内法で、長軸約3.0m、短軸約0.7mを測ります。石室は、一辺10~30cmの川原石を用いており、二石分を確認した段階で調査を中断しました。
 
石室の周辺では、古墳時代~長岡京期と思われる70基以上のピットを検出しました。出土遺物には、石室の南東部より家形埴輪の屋根の部分が出土しました。
 
また、C地区の南東部より古墳時代の須恵器杯身・甕、土師器高杯等とともに、歴史時代の土馬等が出土しました。