平成21年度 発掘調査情報
   
遺跡名 長岡京跡右京第968次
所在地 長岡京市調子2丁目
調査期間

2009/4/8~11/27

調査面積 2100㎡
調査原因 道路建設
主な遺構 平安:流路・落ち込み状遺構
中世:流路
近世:流路
主な遺物 平安:土師器・須恵器・黒色土器・緑釉陶器・灰釉陶器・中国製陶磁器・瓦・凝灰岩・銭貨
中世:土師器・瓦器椀・銭貨
近世:陶磁器・銭貨
   
 
 
調査地は、長岡京跡の条坊復原では長岡京右京九条三坊八町、八条大路推定地(新条坊)にあたります。周辺の調査では、弥生時代から中世にいたる集落遺跡の存在が確認されています。
 
平安時代~近世にかけての流路跡を調査しました。特に、平安時代の流路跡・落ち込み状遺構からは多種多量の遺物が出土しました。
 
遺物の中には、瓦や凝灰岩、越州窯製の陶磁器などが含まれ、一般集落から出土する遺物とは明らかに異なるものがあります。このような遺物から、今回の調査地の周辺に、古代寺院や役所が存在した可能性があります。