平成21年度 発掘調査情報
   
遺跡名 井脇城跡
所在地 船井郡京丹波町井脇
調査期間

2009/10/22~2010/2/25

調査面積 1400㎡
調査原因 道路建設
主な遺構 郭(曲輪)・土塁
主な遺物  
   
 
 
井脇城は、周囲から独立した山を利用して造られた山城です。今回は、頂上部にある本丸のやや下にある曲輪を調査しました。見晴らしがよく、同じ谷筋にある橋爪城や三ノ宮城を見渡せます。
 
曲輪は標高260m以上にあり、頂部は平坦面をなしていましたが、建物跡や溝跡は見つかりませんでした。平坦面の西側には防御用の土塁がありました。
 
土塁の一部を断ち割って観察すると、約1.2mの高さで幾重にも土の層が重なっているのがわかりました。