平成21年度 発掘調査情報
   
遺跡名 深志野古墳群
所在地 船井郡京丹波町曽根
調査期間

2009/5/8~7/6

調査面積 500㎡
調査原因 道路建設
主な遺構 平安:土坑
中世:溝
主な遺物 縄文:深鉢形土器
平安:須恵器
中世:瓦器・中国製陶磁器・丹波焼
   
 
 
深志野古墳群は、巫女形埴輪を出土した塩谷古墳群の南東部にある古墳群です。京都府遺跡地図には8基の横穴式石室墳が掲載されていますが、昭和40年代の水田圃場整備により墳丘の起伏は完全に消失し、現況は扇状地性の緩斜面に田畑や栗林が広がっています。
 
深志野古墳群の最南端を調査しましたが、古墳の形跡とみられる遺構・遺物は検出されませんでした。そのかわり、中世以前の溝や平安時代の土坑を検出しました。
 
包含層中からは、縄文土器、土師器、須恵器、陶磁器などが出土しました。周辺の谷部や丘陵裾部に当該期の集落や墓が存在している可能性があります。