平成20年度 発掘調査情報
   
遺跡名 魚田遺跡
所在地 京田辺市大住大峯
調査期間

2008/10/06~11/12

調査面積 230㎡
調査原因 道路建設
主な遺構
主な遺物
   
 
 
魚田遺跡は、これまで6度の調査が行われ、八幡市岩田南辺部と京田辺市の大住北辺部にまたがる弥生時代から中世までの遺構が確認されている集落遺跡です。
 
現地表面から20cm程で現代の耕作面、その直下約1.5mの深さまでは木津川の氾濫(洪水)による数層の砂が堆積し、約1.8mで粘土質の安定面を確認しました。
 
この面で溝状の遺構を確認した。溝は、南北方向に約1mの幅で等間隔に掘り込まれ、溝底には鋤などの耕具痕跡が残っていました。
 
これらの溝群は、何らかの耕作溝と考えらますが、ほぼ垂直に50~60cmに箱状に掘られているものもあり、その用途・時期についてはよくわかりませんが、おそらくは中世以降の耕作によるものと推測されます。