平成20年度 発掘調査情報
   
遺跡名 長岡京跡右京第946次
所在地 長岡京市調子2丁目
調査期間

2008/06/17~ 2009/02/17

調査面積 3,220㎡
調査原因 道路建設
主な遺構 弥生:方形周溝墓・土坑
古代:掘立柱建物跡・木棺墓・井戸
主な遺物 弥生:弥生土器・石器・鐸型土製品
古代:土師器・須恵器
中世:瓦器・土師器
   
 
 
今回の調査地は、長岡京の右京九条三坊の北東部にあたります。長岡京に関連する遺構は見つかりませんでしたが、弥生時代と平安時代の遺構を検出しました。
 
弥生時代の遺構には、後期の溝や土坑などがあります。
 
平安時代の遺構には、2間×3間の総柱の掘立柱建物、木棺墓、方形縦板組横桟止めの井戸、溝を検出しました。井戸は直径2mの掘形の中に方形横桟留めの井戸枠が据えられていました。
 
木棺墓は、長辺1.2m、短辺0.6mの木棺が納められています。北側に土師器の皿がまとまって出土したことから、北頭位で葬られたと考えられます。