平成20年度 発掘調査情報
   
遺跡名 長岡京跡右京第941次・友岡遺跡・伊賀寺遺跡
所在地 長岡京市友岡西畑他
調査期間

2008/04/24~10/31

調査面積 2,200㎡
調査原因 道路建設
主な遺構 縄文:竪穴式住居跡・土坑
古墳:竪穴式住居跡
古代:柱穴・溝
主な遺物 縄文:縄文土器・石鏃・台石
古墳:須恵器・土師器
古代:須恵器・土師器・土馬
   
 
 
今回の調査では、5~8トレンチの4トレンチを設定して調査しました。調査では、特に8トレンチで顕著な遺構を検出しました。
 
長岡京期の遺構としては東西方向の溝2条、古墳時代後期の遺構として竪穴式住居跡8基、掘立柱建物1棟、縄文時代後期の遺構として竪穴式住居跡7基、土坑、ピット等を検出しました。
 
長岡京期の東西方向の溝は、昨年度927次調査でもこの溝を検出しており、少なくとも約80mの長さにわたって掘削されています。何かを区画するための溝と考えられます。
 
縄文時代の遺構は、近接した調査地の927次調査、943次調査でも中期と後期の遺構を検出しています。今回の調査地で、後期の竪穴式住居跡7基を検出したことは、同時期の集落の中心地に近い地点を調査したものと想定されます。