金箔瓦
出土遺物ギャラリー
 
No.037
 
 
名 称
漳州窯青花大皿(しょうしゅうようせいかおおざら) 暫定登録文化財
時 代
江戸時代
出土遺跡
平安京左京北辺三坊五町
所在地
京都市
コメント

 中国では、白地に青色の絵文様のある陶磁器を青花と呼称します。白色の素地に青色に発色する絵具で絵を描き、透明の釉薬をかけて焼成します。この青花大皿は、中国の福建省漳州窯でつくられ、江戸時代前期にやや安価な輸入磁器として好まれました。見込みに飛鶴が描かれています。漳州窯の青花大皿は1640年代以降輸入が途絶えたと考えられており、大皿の需要は肥前の磁器にとってかわられていきます。

備 考
京都府遺跡調査概報 第27冊 1988年刊行