金箔瓦
出土遺物ギャラリー
 
No.021
名 称
中国製青白磁器(ちゅうごくせいせいはくじき) 府指定文化財
時 代
中世(13世紀)
出土遺跡
高田山経塚(たかだやまきょうづか)
所在地
京都府福知山市庵我高田山
コメント
 高田山経塚2から中国製青白磁小壺と小皿が出土しました。小壺の肩部外面には双花文(牡丹文)、下半部には印花文が施されています。口径は6.4cm、器高は5.6cmです。また小壺の蓋は、天井部に双花文(牡丹文)が施されています。口径は5.0cm、器高は1.6cmです。一方、小皿の内面には型造りによる12葉の花弁文が施されています。口径は6.2cm、器高は1.2cmです。これらの青白磁器は、釉の色調も似ていることから、同一の窯で焼かれたものと推測されます。作り方はやや粗雑なことから、中国南部の民間の窯で焼かれたと考えられます。
備 考
『京都府遺跡調査概報』第49冊、『京都府埋蔵文化財情報』第43冊