金箔瓦
出土遺物ギャラリー
 
No.011
名 称
万葉木簡(まんようもっかん)
時 代
奈良時代
出土遺跡
馬場南遺跡
所在地
京都府木津川市大字木津小字糠田
コメント
「阿支波支乃之多波毛美智」(以下欠損)との墨書がある木簡です。これは、万葉集(巻10)にある「秋萩の下葉もみちぬあらたまの月の経ゆけば風をいたみかも (萩の下葉が紅葉した。月日がたち、秋風が強いからだろうか)」の冒頭部分にあたります。作者は不明です。万葉集に掲載された歌の木簡としては、滋賀県紫香楽宮、奈良県石神遺跡の例に次いで3例目です。
備 考
『京都府埋蔵文化財情報』第107冊